アカシカの特徴:web動物図鑑
ここでは、アカシカの特徴について紹介しています。アカシカとアメリカアカシカの違いについては以下を参考にして下さい。
生活様式
1年の大部分を同性で構成される群れの中で過ごします。繁殖期になるとオス同士は争い、争いに勝利したオスを中心にハーレムを形成。ハーレム内には20頭程度のメスと、争いに敗れたオスがいます。そして、ハーレム内で繁殖を行うのです。
オス同士の戦闘スタイル
アカシカはオスのみが角を持ち、角は毎年生え変わります。角が生著している間、アカシカの角は1日に2.5 cmずつ伸びます。角の平均サイズは、長さ70 cm、重さ1 kgです。最大のものになると、長さ1.2 m、重さ15 kgにもなります。
繁殖期のアカシカのオス同士は、できるだけ戦わずに勝敗を決めようとします。角を突き合わせて戦うと、角が欠けたり重傷を負ったりすることがあるからです。そのため、なるべく戦いたくないのです。
アカシカのオス同士は以下のようにして優劣をつけようとします。
- 鳴き声を上げる
- 並んで歩きながら相手の角や体の大きさを評価
これでも優劣が定まらない場合、オス同士は角を突き合わせて戦います。
外敵に対する戦闘スタイル
オスは角が生えている期間、角を武器としてりようし外敵を撃退します。一方、オスの角が生えていない期間や、そもそも角が生えないメスは、強力な前脚蹴りで敵を攻撃。
繁殖期でないオスは、他のオスと群れを構成しているので協力して敵に立ち向かいます。それに対し、メスの場合は、群れの中でも頑強なメスが、敵に立ち向かい追い払います。