アカシカとアメリカアカシカの違い:web動物図鑑
アカシカとアメリカアカシカが、別種かどうかについては古くから議論が交わされてきました。しかし、2004年にミトコンドリアのDNAを調べた研究結果の報告をされてからは、アカシカとアメリカアカシカは別種とされることが多くなっています。
ここでは、アカシカとアメリカアカシカの見た目の違いについて紹介しています。
たてがみ
一部のアカシカ、アメリカアカシカには冬になると、首の周りに、たてがみが生えます。アカシカで、たてがみが生えるのはオスのみです。それに対し、アメリカアカシカの場合、オスとメスの両方にたてがみが生えます。
※全てのアカシカとアメリカアカシカに、たてがみが生えます。亜種によっては、たてがみの生えない、アカシカやアメリカアカシカもいます。
繁殖期のオスの鳴き声
アカシカ、アメリカアカシカはともに、繁殖期になるとメスを求めてオスは鳴きます。しかし、アカシカとアメリカアカシカではその声が全く異なります。
アカシカの声は低く吠えているようで、アメリカアカシカの声は高く悲鳴のように聞こえます。以下に動画を添付していますのでご覧ください。
この声の違いは、生息環境によるものと言われています。アカシカはアメリカアカシカに比べ、森林地帯で暮らしていることが多いです。そのため、より遠くまで声が届くように声が低いのだと考えられます。