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ターミンジカの特徴:web動物図鑑

ここでは、ターミンジカの特徴を紹介しています。

ターミンジカは絶滅危惧種に登録された動物です。生息域で急激な開発が進み環境が破壊されたこと、漢方薬の原料とした乱獲が原因です。

地面に座った角の生えたターミンジカ

見た目の特徴

ターミンジカの最大の特徴は、オスの角です。オスの角は弓のように美しいカーブを得描いた形をしています。他のシカの角は冬に抜け落ちますが、ターミンジカは7~8月頃に抜け落ちます。これは、ターミンジカの繁殖期が他のシカと異なり、3~4月だからです。(他のシカの繁殖期は秋)

シカの角は毎年生え変わる

また、毛皮の色は以下のように変化します。

夏:赤茶色

冬:暗い茶色

また、オスの首周りの毛はメスよりも深いです。ターミンジカの写真は少ないので以下に、動画を添付しておきます。


Eld's deer (the one with felt on the antlers) at Phnom Tamao Zoo, Cambodia

食事

ターミンジカは草食動物で、反芻(はんすう)を行う動物です。

ウシの反芻と4つの胃

ターミンジカが主に食べるのは、以下です。

  • 木の葉
  • 果実

これらの中でも、草、果実を好みます。

分布

ターミンジカは、東南アジアに生息する動物です。生息している地域は以下です。

特に、ターミンジカは湿原や開けた草原を好みますが、気温が高いと木陰の多い森林の中に移動します。しかし、深く茂った森は、角が木々に引っかかることもあり好みません。また、オスは泥浴びを好み頻繁に行います。

社会構成

ターミンジカは群れを形成する動物です。しかし、地域によっては個体数の減少や、生息環境の破壊もありターミンジカが単独で製革している場所もあります。

ターミンジカは性別に分かれた群れで、普段生活をしています。繁殖期になると、オスがメスを求めて探し繁殖を行うのです。

一言

ターミンジカのフリー写真が少なすぎて、寂しい動物紹介となってしまいました。もっと絶滅危惧種としての知名度が上がって、保護がさらに進めばと思います。

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