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メガネグマの特徴:web動物図鑑

ここでは、メガネグマの特徴を紹介しています。

岩に座ったメガネグマ

メガネグマの名前の由来と特徴

空洞にいる3匹のメガネグマ

メガネグマの最大の特徴は、目の周囲からや、喉、胸にかて、クリーム色の毛が生えていることです。目の周囲の部分にある、クリーム色の毛がメガネのように見えるので、「メガネグマ」という名前になりました。このクリーム色の毛は、個体によって、生え方が異なります。目の周囲を完全におって、メガネのように見えるものや、ほぼクリーム色の毛が生えていないものもいます。

また、メガネグマはオスとメスで、大きさが著しくことなるのも特徴です。体重に換算すると2倍違うこともあります。

基本的に、メガネグマは夜行性ですが、昼間に活動している姿も度々確認されています。また、メガネグマは木登りが得意です。

食事

メガネグマも他のクマと同様に雑食性ですが、主に植物を食べます。メガネグマがよく食べる物が以下です。

  • 果実
  • サボテン
  • 植物の葉
  • 蜂蜜

特にメガネグマは、樹上に木の枝などを集めて作った平らな場所で、果実が熟するまで何日も待つ姿が目撃されています。 これら以外にも以下のものも食べます。

  • 樹皮
  • 球根
  • 昆虫
  • 哺乳類(ネズミ、ウサギ、ラマなど)

哺乳類や鳥を自分で捕まえて食べることは少ないです。

分布

メガネグマの生息地は以下です。

標高が1800 m~3000 mにもなる山脈の森林の中に生息しています。時には生息地の標高が4300 m程度にもなることがあります。標高3000 mは日本アルプスに相当する標高で、4300 mにもなると富士山よりも高いです。

基本的には高地に生息していますが標高が低い場所での目撃例もあります。熱帯雨林や、草原、海岸沿いの砂漠で目撃されたこともあります。

一言

果実が熟すまで木の上で待つとは、非常に賢く忍耐強い動物ですね。メガネグマから学ぶことも多いでは。自然は本当に、色々なことを教えてくれます。

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