イボイノシシの特徴:web動物図鑑
ここでは、イボイノシシの特徴を紹介しています。
食事
イボイノシシは、雑食性ですが、基本的には草食です。地面に生えた植物や、地中の植物の根や球根などを掘り返して食べます。また、昆虫や小型の哺乳類を食べることもあります。さらには、動物の死骸を発見するとその肉を食べることもあります。
イボイノシシは、食事をとる際に前足を折り曲げて、膝立ちのようになって食事をします。この行動はイボイノシシ特有の行動で、他のイノシシの仲間には見られません。
分布
イボイノシシは主に、アフリカのサバンナや森林に生息しています。適応能力に優れるため、アフリカの様々な地域に生息しています。
数か月水を飲まなくても平気?
アフリカに生息していることからも分かる通り、イボイノシシはイノシシの仲間の中でも、乾燥に強いです。アフリカには、乾季と雨季があり、乾季にはほとんど雨が降りません。数か月続く乾季の間、イボイノシシは、ほとんど水を飲まずに、生きていくことができます。さらに、アフリカは暑いため、イボイノシシは水場を見つけると水を飲むだけでなく、水につかり体を冷やします。
群れor単独
イボイノシシはオスとメスで生活の仕方が異なります。
オス
イボイノシシのオスは若いうちは、若いオスだけからなる群れに所属します。しかし、成熟すると、群れから離れ単独で生活します。
メス
メスは大人のメス1~2頭とその子どもだけの群れを作り生活しています。子どもは、メスが新たに子どもを産むと、群れから追い出されて独り立ちします。
寄生虫の取り方
イボイノシシは、イノシシと同様に泥浴びをします。この泥浴びには、体温を下げる役割と、寄生虫を落とす役割があります。イボイノシシは、泥の中を転げ回って体に泥を塗りつけます。また、鳥にも、体についた虫を食べてもらうことがあります。このような鳥は、イボイノシシの背中に止まり、虫をついばみます。
一言
イボイノシシの顔は、ガスマスクを被っているように見えるのは筆者だけでしょうか。