ナマケグマの特徴:web動物図鑑
ここでは、ナマケグマの特徴を簡単に紹介します。
ナマケグマの名前の由来と特徴
ナマケグマは、長い丈夫な爪を有しています。そのため、木登りが得意です。木に登ってぶら下がっている姿が、「ナマケモノ」に似ていたため、「ナマケグマ」と呼ばれるようになったそうです。
また、ナマケグマは、母グマが移動する際に、小グマが背中にしがみついて母グマに乗っかり移動します。これはメガネグマとナマケグマにしか見られない行動です。
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ナマケグマは基本的には夜行性ですが、昼に食べ物を求めてかつどうすることもあります。他のクマと同様に、嗅覚が優れているので、臭いを頼りに食べ物を探すことが多いようです。
ナマケグマの食事
ナマケグマも、他のクマと同様に雑食性です。
ナマケグマの好物
- シロアリ
- 蜂蜜
シロアリを食べる際は、最初に地中のアリ塚を掘り返したり、丈夫な鉤爪でアリ塚を壊したりします。そして、ゴミを口で吹き払った後に、鼻の穴を閉じて前歯の隙間から吸い上げるようにしてシロアリを食べます。ナマケグマの口は長く、唇を自在に動かせることは、シロアリを食べるのに適しています。
一方で蜂蜜を食べる際に、樹上に蜂の巣がある場合は、木片を投げつけて、蜂の巣を地上に落としてから、食べ始ることもあります。
シロアリ、蜂蜜以外にもナマケグマは以下のようなものも食べます。
- 昆虫
- 鳥とその卵
- 花や果実
- 哺乳類の死骸
ナマケグマの生息地
ナマケグマが生息している地域は以下です。
これらの地域の森林地帯を主な生息地としています。ナマケグマも他のクマと同様に、生息地の開発や狩猟により数を減らしています。さらに、サーカスの芸を仕込むために、子グマが捕まえられているという問題もあります。