アライグマの特徴:web動物図鑑
ここでは、アライグマの特徴を紹介しています。
食事
アライグマは、雑食性で食べ物の種類は多岐に渡ります。列挙すると以下のようになります。
- 爬虫類
- 両生類
- 魚
- 鳥とその卵
- 小型哺乳類
- 動物の死骸
さらに、ヒトの住む地域では、ヒトが出したゴミを漁り食べられる物を探します。非常に賢い動物です。
分布
アライグマは以下が本来生息していた地域は以下です。
しかし、ヒトによって移入され生息地が広がっています。以下が代表的移入地です。
- ヨーロッパ
- 旧ソ連諸国
- 日本
移入された地域では、アライグマの天敵がほぼ存在しない場合があり、生態系を破壊する原因になっています。
基本的にアライグマが好むのは、水辺に近い森林です。しかし、適応能力に優れているため、人里や都市、郊外、草原、海岸にも住みつくことができます。どこにでも、生息できることが、外来種としての生息域の拡大の一因になっています。
食べ物を洗っているのか?
これは、だいぶ前から議論されていることです。「アライグマは、本当に食べ物を洗っているのか。」
この疑問に対する答えとしては、「洗っているわけではないだろう」が答えです。本当のところはわかりません。現在では、アライグマが好物のザリガニを捕る際や、魚を捕まえている姿を人間が見て、食べ物を洗っているように見えたではなかいかと言われています。
アライグマは本来、水辺に生息する動物で、水中の生物を捕まえて食べることが得意です。そのため、アライグマの足は体毛に覆われていません。体毛が生えていないため、触覚が鋭敏になり、水中で食べ物を探しやすくしなります。また、体毛がないため、濡れても乾きやすいと考えられています。
しかし、日本で野生化したアライグマの中には、毒のあるイモリやヒキガエルを食べる前に、地面にこすり付けて毒を全て出させてから食べるものもいます。毒抜きをすることで、有毒な生物の毒の量を減らして食べるのです。
木登りが得意
アライグマは木登りが得意です。アライグマはタヌキに似ていると思われる方もいるかもしれませんが、タヌキは木登りが下手です。(登れないわけではありませんが。)アライグマ本来の生息地であるアメリカ大陸には、オオカミやヒグマなどが生息しています。これらの動物から逃げるために、高い木の上まで素早く登ります。
一言
アライグマは、木登りが上手なので住宅街で軒や塀、雨樋など細い場所もスイスイ進んでいきます。しかも、雑食性で何でも食べる。これ以上に、人間の居住地域での生活に適した動物はネズミ以外に思いつきません。