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ヒトコブラクダの特徴:web動物図鑑

ここでは、ヒトコブラクダの特徴について、紹介しています。

砂地に立つヒトコブラクダ

食事

ヒトコブラクダは、昼行性で、草食動物です。以下のような物を食べます。

  • 低木や木の枝葉
  • 乾燥した草
  • 砂漠に生える草木

サボテンなどの、とげのある植物も、食べることができます。また、ヒトコブラクダは反芻(はんすう)を行う動物です。

分布

野生のヒトコブラクダが生息するのは、オーストラリアのみです。しかし、オーストラリアに生息するヒトコブラクダは、家畜として移入されたものが、逃げ出し住み着いたものです。本来、ヒトコブラクダは、オーストラリアには生息していませんでした。

一方で、家畜としてヒトコブラクダが、飼育されている主な地域は以下です。

これらの地域の、乾燥地帯ではヒトコブラクダの肉や乳を利用したり、荷物の運搬をさせたりしています。

こぶは脂肪の塊

ヒトコブラクダの頭とこぶ

ヒトコブラクダは、本来砂漠などの暑く、乾燥した地域に生息する動物です。このような土地では、植物が少なく常に食べ物にありつけるわけではありません。

そこで、ヒトコブラクダは、長期間食べ物にありつけなくてもよいように、背中に脂肪を貯め込むことができるようになりました。背中のこぶは脂肪の塊です。食事ができるできる時に、こぶに脂肪を貯め込みます。そして、食べ物を摂取できない時は、こぶの脂肪を消費し、エネルギーを作り出すことで、長期間何も食べずに生きることができます。

一度に水を大量に飲む

砂漠では食べ物だけがすくないだけではありません。水も少なく、貴重なものです。砂漠では、何日も水を飲めないことが、続くこともあります。

このような環境で生きるヒトコブラクダは、一度に水を大量に飲み血管の中に蓄えることができます。 そのため、他の動物よりも長期間、水を飲まずに生きていくことができます。

一言

野生のヒトコブラクダが絶滅していたことは知りませんでした。(オーストラリアに生息していものは除く)ラクダと言えば、ヒトコブラクダみたいなイメージを勝手に抱いていますが、確かに頭の中で思い浮かぶヒトコブラクダには鞍が付いています。

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