アルパカの特徴:web動物図鑑
ここでは、アルパカの特徴を紹介しています。
食事
アルパカは主に以下のようなものを食べます。
- 牧草
- 干し草
- コケ
牧草はアルパカにとって重要なタンパク源です。牧草に含まれるタンパク質の量は、季節によって変化します。春には20%ものタンパク質を持つ牧草が、夏には6%まで落ちます。そこで、アルパカには、タンパク質のサプリメントが与えらることもあります。
また、冬には体温を維持しやすくするために、エネルギー源となるサプリメントが与えられる場合があります。
アルパカは、反芻(はんすう)を行う動物です。反芻については以下を参考にしてください。
分布
基本的にアルパカは家畜であり、野生には生息していません。アルパカが家畜として飼育されているのは、南アメリカ大陸です。ただし、南アメリカ大陸全土で飼育されているわけではなく、アンデス地方での飼育が主です。アルパカが生息しているのは以下の地域です。
- ペルー南部
- ボリビア
- アルゼンチン北部
アンデス地方の家畜であることからもわかる通り、アルパカは高山地帯の草原を好みます。そのアルパカが飼育されている地域の標高は3000~5000 mです。
ラクダの仲間
アルパカは、見た目からは想像がつかないかもしれませんが、ラクダの仲間です。ラクダの仲間である証拠とまでは言えませんが、アルパカはラクダと同じように胃の数が3つです。反芻を行う動物の大多数が胃を4つ持つことを考慮すれば、何となくですが、アルパカはラクダに近いと推測できると思います。
体毛
アルパカは家畜として利用されている動物ですが、主な用途はその体毛を得ることです。アルパカの体毛は上質な毛織物の原料になります。そのため、アルパカの体毛から作った毛糸は、高価です。また、背中の毛が最も価値が高いとされ、腹、脚に順番で価値は下がります。
体毛は一生伸び続けます。そのため、毛を刈らなければ体中毛が伸びて垂れ下がり地面に就くことになります。
つばで攻撃
アルパカは他のアルパカやヒト、小型の捕食者などに対しては、つばを、はきつけて攻撃します。このつば、胃から吐き出した消化中の食べ物を含むため、非常に臭いです。他のアルパカや、ヒトにつばをかけるのは、気に入らないことがあった場合です。
アルパカは、つばをかける前に、苛立っているサインを出すことがあります。
- 鼻を鳴らす
- よだれを垂らす
- 目の下にしわを寄せる
- 息遣いが荒くなる
- 足踏みをする
このような、行動を示したら苛立っている証なので注意しましょう。
さらに、危険を及ぼす小型の捕食者に対しては、前足で踏みつけたり、蹴りあげたりといった攻撃にも及びます。
一言
アルパカはここ10年で急速的に知られるようになったどうぶな気がするのは筆者だけでしょうか。