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理系出身の筆者、生物や化学のおもしろさを伝えるためのサイトです。当面は、生物や動物、それらに関連する技術・研究のメカニズムについて発信していきます。温かい目で見守って下さい。

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リャマの特徴:web動物図鑑

ここでは、リャマの特徴を紹介しています。

ラマの立ち姿

食事

草を食べるリャマの顔

リャマは草食動物です。リャマが主に食べるのは以下です。

  • 木の葉
  • 種子
  • コケ

また、リャマは反芻(はんすう)を行う動物です。反芻については以下を参考にして下さい。

ウシの反芻と4つの胃:web動物図鑑

分布

マチュピチュの遺跡とリャマ
リャマは、南アメリカ大陸アンデス地方で、家畜として飼育されています。標高2000~4000 mの高山地帯で生活しています。主に飼育されている地域は以下です。

ラクダの仲間

リャマは何の動物の仲間か知っていますか。リャマはラクダの仲間です。リャマもラクダも反芻を行う動物ですが、胃の数は3つです。一般的に、反芻を行う動物の胃の数が4つなので、ラクダとリャマは近い気がすると思います。(胃が3つだからといって、リャマはラクダの仲間であるという証明にはなりませんが、類似点があることがわかれば。)ちなみに、同じアンデスに生息するアルパカは、ラクダよりも、リャマにより近い仲間になります。

荷物を運搬

リャマの主な家畜としての主な用途は、荷物の運搬です。リャマは自分の体重の30%程度重さの荷物を、長い距離運ぶことができます。アンデス地方のような高山地帯では、空気中の酸素濃度が薄く、地元のアンデスの人でも、重い荷物を長時間運ぶのは困難です。そこで、高山地帯でも荷物を運搬できるリャマが、重宝されるのです。

つばで攻撃

これもラクダの仲間に共通した特徴ですが、リャマは気に食わないことがあると、つばを相手にはきかけます。正確には、反芻を行う際に食べ物を、口に戻す時と同じようにして口に未消化の食べ物を戻し、つばとともに口から発射します。そのため、リャマがはきかけるつばは、とても臭いです。

一言

書いていて思うのですが、リャマの説明は、アルパカに非常に似てしまいました。似ている動物だから、仕方ないかもしれませんが、もう少し違いを見つけることができればと思っています。個人的には、高校の地理の授業でやった、リャマは荷物の運搬、アルパカは体毛と分けられているのですが、もっと大きな違いがあれば説明したいのです。今後の課題とさせてください。

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