インドサイの特徴:web動物図鑑
ここでは、インドサイの特徴を紹介しています。
食事
インドサイは以下のようなものを食べます。
- 草
- 低木や木の枝葉
- 果実
- 水草
- タケノコ
自分より背の高い草や若木を食べる時は、体をぶつけ全体重を乗せて踏み潰してから食べます。食事は、他の草食動物と同様に、早朝や夕方に行います。
分布
インドサイは以下の地域に生息しています。
- インド北東部
- ネパール
河や沼などの湿地帯にある、背の高い草が生い茂る場所や森林を好みます。また、定期的に水浴びや泥浴びもします。泳ぎも得意です。
角
「サイの角は2本」というイメージが強いと思いますが、インドサイの角は1本です。2本角があるのは、アフリカに生息するシロサイとクロサイです。
生活単位
基本的に、大人のインドサイは、オス、メスに関わらず、単独で生活しています。オスのインドサイは、縄張りを形成しますが、繁殖期以外は他のオスが縄張り内を通ることを許可します。
一方で、インドサイは、時期よって一時的にグループを形成します。雨期に森林のある池や、3~4月に草原などで集団を作り生活します。
また、若い個体や未成熟な個体はオス、メスに分かれてグループを形成します。これは、大勢で生活することで、敵から身を守るのに有利だからです。
子連れのメスは、約4年間は子どもを連れて行動します。また、既に子をもつメスに、新たに子どもが生まれた場合でも、年長の子どもを一緒に連れて回ることもあります。
聴覚、嗅覚に優れる
インドサイは、聴覚と嗅覚は優れていますが、視覚は発達していません。そのため、インドサイには10種類以上の鳴き声を有し、これらを利用してコミュニケーションを取ります。また、尿や糞などの排泄物を用いて、縄張りを主張します。
おだやかな性格
インドサイは、穏やかな性格です。繁殖期を除けば、オス同でも争うことは、ほとんどありません。しかし、怒らせたり、おどろかせたりすると、突進してくるので注意が必要です。短い距離なら、時速55 km/hで走ることができます。
一言
インドサイの名前は、シロサイやクロサイよりわかりやすくていいです。インドサイの絵を描くときは、角は1本です。注意してください。インドサイの絵を描く機会があるか、わかりませんが...