ウマとロバの違い:web動物図鑑
ウマとロバは大きさが違いますが、よく似た形をしています。ここでは、見た目の良く似たウマとロバについて違いを紹介しています。
食事
ウマ:ロバより食べる
ロバ:粗食
ウマの食べるのはは、干し草や牧草からなる良質な飼料です。甘みがあり固い植物も好んで食べます。
ウマは1日に7~11 kgの食べ物が必要。これは、およそスイカ1個半から2個の重量にあたります。また、40~45 Lもの水を飲みます。これは、2 Lのペットボトル20~22本半です。
ロバはウマに比べて粗食です。水の飲めない乾燥した牧草地でも、6~7時間の放牧で儒分に生き抜くことができます。牧草地がなかったり、長時間働いてもらったるする場合でも、ロバは、干し草か乾燥飼料、それにミネラルと水があれば十分。とても、経済的な動物なのです。
性格
ウマ:社会性、群れを作る
ロバ:気まま、群れを作らない
ウマは社会性があり、群れを作ります。また、繊細な動物でもあり、ヒトの行動から感情を推測できるようです。そのため、ウマに対して恐怖心などがあると仲良くなれません。
一方でロバは、よく言えば気ままな動物です。群れを作らず、協力することが苦手。自分勝手なので、ヒトのいうこともウマのようには聞きません。しかし、使い慣れた道を覚えることができるように、記憶力はいいです。
尾
ウマ:フサフサ
ロバ:フサフサでない
これは、写真通りです。ウマの方がロバよりもフサフサの毛をしています。
耳
ウマ:短め
ロバ:長め
ロバとウマを比べると、顔に対する耳の長さは、ロバの方が長いです。
一言
ここまで、ウマとロバ自身の違いについて見てきました。上では触れませんでしたが、ロバ、ウマともにヒトに家畜化されている動物です。ウマは自動車や鉄道が発達するまでは代表的な乗り物として使われていました。一方で、ロバ上で説明したような性格から、荷物の運搬用として利用されてきました。また、ロバは粗食であるため、特に乾燥地域など厳しい環境では、現代でも利用されています。