オカピの特徴:web動物図鑑
ここではオカピの特徴を紹介しています。
キリンの仲間
オカピは非常に特徴的な見た目をしています。その見た目から、ウマやシマウマの仲間のように思えるかもしれませんが、実はオカピはキリンの親戚です。実際にキリンの仲間に近い特徴をいくつか持っています。
食事
オカピは草食動物です。以下のようなものを食べます。
- 木の葉、芽
- 草
- シダ
- 低木
- 果実
- 菌類
オカピが食べる植物は数百種にも及びます。ヒトや他の哺乳類にとって毒となる植物も食べることができます。また、オカピは反芻(はんすう)を行う動物です。ただし、反芻を行う動物の割には、結腸や盲腸が発達していて、消化はそれほど行わず、食べ物がお腹を通過する時間も速いです。
分布
オカピはアフリカ大陸の、コンゴ民主共和国に生息する動物で、絶滅が心配されています。生息地の破壊や、密猟がその原因です。
オカピは、森林地帯に生息する動物です。標高500 m~1500 mの熱帯雨林に生息しています。オカピの生息する森林地帯は、季節によって浸水することもあります。しかし、川や池、沼の周囲などの水辺の森林地帯に生息はしていません。雨季には、森林に近い、木の生えていない岩場に出没することもあります。
さらに、嗅覚や聴覚に優れ、非常に警戒心が強いです。そのため、ヒトが居住する地域に姿を見せことはありません。
生活様式
オカピは単独で生活し、群れを作りません。オスもメスは自身の縄張りを持ちますが、オスの縄張りの方がメスの2倍程度広いです。また、メスは一か所に留まることが多いですが、オスは移動を続けます。
オスは、自分の縄張りを示すために、尿などで縄張りをアピールします。それに対して、メスは、決まった場所で排泄をします。
長い舌
オカピはキリンと同様に長い舌を持ちます。舌は、青黒い色をしています。この長い舌で、木の葉や芽、草などを絡め取って食べます。長い舌は毛繕いにも使われ、目や耳周り、首にまで届きます。